お金を守るための基本講義
― 営業マンと「接点を持たない」という最強の防御策 ―
お金を増やす方法については、多くの情報が世の中にあふれています。しかし実際に資産形成がうまくいっている人ほど、口をそろえて重視しているのが「お金を守る力」です。
その中でも、最も効果的で、誰でも今日から実践できる方法があります。それが、「不要な営業と一切関わらないこと」です。
多くの人は、訪問営業や電話勧誘、チラシ、SNSのメッセージなどに対して、「どう断ればいいか」「うまくかわすにはどうしたらいいか」と悩みがちです。しかし、そもそも営業マンと接点を持たなければ、断るためのノウハウすら必要ありません。
本当にお金を守れている人は、最初から“相手にしない環境”を作っています。
なぜ営業対策が必要なのか
営業が厄介なのは、「話を聞いてしまった後」に断るのが難しくなる点です。
一度会話が始まれば、相手はプロとして言葉巧みに不安をあおり、魅力的な未来を提示し、こちらの判断力を少しずつ削ってきます。
「話を聞くだけなら大丈夫」
「知識として知っておきたいだけ」
こうした気持ちで接点を持った結果、気がつけば不要な契約を結んでしまった、というケースは珍しくありません。だからこそ重要なのは、「断る技術」よりも、「そもそも会わない仕組み」を作ることなのです。
要らない営業と接点を持たない方法 5選
ここからは、日常生活の中で不要な営業をシャットアウトする具体的な方法を紹介します。どれも難しいものではなく、実践すれば確実に効果を実感できるものばかりです。
1.固定電話を手放す

現代の生活において、固定電話が必須という家庭はほとんどありません。
むしろ固定電話には、次のようなデメリットがあります。
・発信元の番号が表示されない場合がある
・営業や詐欺の標的になりやすい
・維持するための固定費がかかる
家族や知人との連絡は携帯電話で十分に事足ります。固定電話を解約するだけで、不要な営業電話や詐欺電話を大幅に減らすことができます。これは、最も手軽で効果の高い対策のひとつです。
2.知らない番号の電話には出ない

携帯電話には、着信時に相手の番号が表示されます。
それにもかかわらず、被害に遭う人の多くは「知らない番号でもとりあえず出てしまう」という共通点があります。
知らない相手からの電話に、すぐ出る必要はありません。
まずは番号を確認し、必要であれば調べてから対応すれば十分です。多くの場合、営業や勧誘の電話は、すでに情報が共有されています。
重要なのは、「出ない」「折り返さない」という姿勢を徹底することです。発信元が確認できてから対応するだけで、無用なトラブルはほぼ回避できます。
3.知らない訪問者に玄関を開けない
訪問営業で被害に遭う人の多くは、「とりあえず玄関を開けてしまう」という行動を取っています。
しかし、玄関は住まいを守るための最前線です。安易に開けるべき場所ではありません。
来訪者があった場合は、姿を直接確認せず、映像や音声で確認するようにしましょう。
不審に感じたら、無理に対応する必要はありません。会話を始めてしまうこと自体が、相手にとっての成功なのです。
4.郵便ポストに意思表示をする

郵便ポストに「不要な広告は受け取りません」といった表示をするだけで、投函されるチラシの大半は減らせます。
これにより、
・不要な情報が入ってこなくなる
・本当に大切な郵便物が見やすくなる
・判断や処分の手間が減る
といった効果があります。
この表示を無視して投函されるものは、それだけで警戒すべき対象だと判断できます。少ないコストで高い効果が得られる、非常に優秀な対策です。
5.SNSのメッセージ機能を制限する

個人利用のSNSに届く勧誘メッセージのほとんどは、不要なものです。
「大事な連絡が来なくなるのでは」と心配する人もいますが、現実的に個人アカウントの非公開メッセージに、本当に重要な話が届くことはほぼありません。
万が一、正当な用件がある場合でも、別の手段で連絡は取れます。
不要な営業を排除するためにも、メッセージ機能は積極的に制限することをおすすめします。
本当に大切なのは「近づかないこと」
営業に対して「勉強のために話を聞いてみたい」と考える人もいます。しかし、その結果どうなるかは想像に難くありません。
最初は「不要だ」と思っていたはずなのに、話を聞くうちに「少し試してみてもいいかもしれない」と気持ちが変わってしまう。これは、相手が営業のプロだからこそ起きる現象です。
成功している人ほど、こうした「余計な話」に時間もお金も使いません。
自分の判断力や意志の強さを過信せず、「そもそも接点を持たない」という仕組みを作ることが、最も確実なお金の防御策です。
まとめ:お金を守れる人の共通点
不要な営業と関わらないために、押さえておきたいポイントは次のとおりです。
・電話に出ない
・チラシを受け取らない
・玄関を開けない
・不要なメッセージを遮断する
これだけで、無駄な出費や後悔の大半は防げます。
「自分のお金を守れるのは自分だけ」という意識を持ち、余計な接点を断つこと。それこそが、長期的に見て最も堅実なお金の戦略なのです。