信用できる人かどうかを見抜くために大切な考え方
今回は「信用できる人かどうかを見抜く方法」についてお話ししていきたいと思います。
このテーマに関して、次のような質問をいただきました。
人生のメンター、師匠と呼べる人はいますか?
私にはお金や人生の師匠と呼べる人がいるのですが、最近になって信用できる人かどうか分からなくなってきました。
出会った当初から経済的な余裕はある方なのですが、理不尽なことで怒り出したり、あまり尊敬できなくなっています。
このタイプの人をどう考えればいいのでしょうか。
この質問に対する結論からお伝えすると、実はあまり良い問いの立て方ではないと感じています。
少し厳しく聞こえるかもしれませんが、とても大切なポイントなので、順を追って説明していきます。
「信用できるかどうか」を他人に委ねない

まず大前提としてお伝えしたいのは、「その人を信用するかどうかは、自分で決めるもの」ということです。
質問の意図を誤解していたら申し訳ないのですが、
「信用できるかどうか分からないから、誰かに判断してほしい」
というニュアンスを感じてしまうことがあります。
実際、「この人どう思いますか?」「信用できる人だと思いますか?」「判断してもらえませんか?」といった質問はよく届きます。しかし、私は基本的にこうした質問には答えないようにしています。なぜなら、それは私が決めることではないからです。
人に選択を委ねる考え方は、いわゆる「原因他人論」につながりやすいものです。
人に意見を聞くこと自体は悪いことではありません。むしろ、視野を広げるためには必要です。ただし、最終的な決断まで他人に委ねてしまうと、後から「〇〇さんがそう言ったから」と責任転嫁してしまう可能性が出てきます。
人生は小さなものから大きなものまで、選択の連続です。
その選択の責任を引き受けるのは、他でもない自分自身です。
今の自分の立ち位置も、過去の自分の選択の積み重ねである。
この「原因自分論」の視点は、ぜひ大切にしてほしいと思います。
そもそも「先生」に何を求めているのか?
次に考えてほしいのは、自分はその先生(メンター)から何を学びたいのかという点です。
例えば、ヨガの先生であれば、
・純粋に技術を向上させたいのか
・ライフスタイルや生き方を学びたいのか
・その両方なのか
お金の先生であれば、
・投資の考え方を学びたいのか
・お金との向き合い方や価値観を学びたいのか
人間関係の先生であれば、
・夫婦関係の在り方を学びたいのか
・人付き合いの上手さを学びたいのか
目的がはっきりしていなければ、信用できるかどうかの判断もできません。
すべてを一人の先生から学ぼうとする必要はなく、分野ごとに学ぶ相手を変えていいのです。
技術を学ぶだけであれば、技術指導力への信頼があれば十分な場合もあります。
一方で、生き方や人間関係を学びたいのであれば、価値観や人柄への信頼は欠かせません。
目的と先生がズレてしまうと、
「こんな風になりたくなかった」
「お金は増えたけれど、人間関係が壊れた」
といった不幸につながることもあります。
信用できるかどうかを見るための4つの視点

あくまで個人的な判断基準ですが、私が人を見るときに自然と意識しているポイントを紹介します。
① 人相 ― 人生の積み重ねは顔に出る
人相とは、単に顔立ちが良い・悪いという話ではありません。
その人がどんな人生を歩んできたかは、表情や目つきに自然と表れます。
笑っているのに、どこか笑っていない人。
逆に、穏やかさがにじみ出ている人。
私自身、20代前半の頃は尖っていた時期があり、当時の写真を見ると「笑っているのにトゲがある」と感じます。心が穏やかになった後の自分の顔は、明らかに違って見えますし、周囲からも「表情が優しくなった」と言われるようになりました。
人相は、その人の人生の積み重ねだと思っています。
② ライフスタイル ― 現状ではなく「選択」を見る
どんな生活をしているのか、どんな人と時間を過ごしているのか。
これはお金を使っているかどうかの話ではありません。
人は日々、選択をしています。
誰と付き合うか、どう時間を使うか。
その選択の背景には、その人の価値観が表れます。
個人的に気になるポイントの一つが、同性の友人が極端に少ない場合です。
同性からの評価は、恋愛感情を抜きにした人間性が見えやすく、意外と重要な判断材料になります。
③ 考え方 ― 言葉の背景にあるもの
一言一句をチェックするわけではありません。
大切なのは、その人がどんな言葉を選び、なぜその言葉を使ったのかという背景です。
言葉が浅い人は、経験も浅いことが多い。
逆に、経験を積んできた人の言葉には自然と重みがあります。
特定の「NGワード」があるというより、前後の文脈や考え方の流れを見ることが大切です。
④ 行動 ― 口よりも実績
熱い言葉を語ること自体は悪くありません。
ただし、何も行動していないのに言葉だけが熱い人は、あまり信用できません。
「給料はいりません」「一緒に働ければそれでいいです」
こうした言葉は簡単に言えますが、行動が伴っていなければ意味がありません。
できることをやったうえでの言葉かどうか。
ここは非常に重要なポイントです。
「尊敬できなくなった」時点で答えは出ている

質問に戻ると、「最近尊敬できなくなってきた」と感じている時点で、実はもう答えは出ているのかもしれません。
先生やメンターが変わることは、決して悪いことではありません。
自分が成長した結果、合わなくなることもありますし、相手が変わることもあります。
人に意見を聞くのは大切ですが、最終的に決めるのは自分です。
まとめ:自分の人生は自分で決める
信用できる人かどうかを見抜く以前に、
自分の人生の選択は自分で引き受けるという姿勢が何より大切です。
判断基準は人それぞれで構いませんが、参考として挙げるなら、
- 人相:人生の積み重ねが表れる
- ライフスタイル:現状ではなく選択を見る
- 考え方:言葉の背景にある価値観
- 行動:口だけでなく実際にやっているか
これらをトータルで見て判断しています。
大切なのは、自分なりの基準を持つこと。
その基準で選び、その結果の責任を自分で引き受ける。
それが、後悔の少ない人生につながるのだと思います。