楽天証券で新登場の「日本版SCHD」はアリなのか?

日本版SCHDは買うべき?高配当株ファンドをやさしく解説

日本版SCHDは買うべき?高配当株ファンドをやさしく解説

最近、米国の高配当株ETF「SCHD(シュワブ・米国配当株式ETF)」が注目されています。配当利回りの高さや、厳選された優良企業100銘柄への分散投資が魅力で、米国投資家に長年支持されてきました。この人気を受け、2025年1月から日本でも「高配当株式・日本ファンド(日本版SCHD)」が登場することになりました。

投資家の皆さんの中には、「米国版が人気なら、日本版も買う価値はあるの?」「今から投資しても大丈夫?」と迷う方も多いでしょう。この記事では、日本版SCHDの特徴を整理し、投資するメリット・注意点、実際にどう活用できるかをわかりやすく解説します。

SCHDとは?米国版から学ぶ投資の基本

SCHDは米国のETFで、株式と同じように市場で売買できます。正式名称は「シュワブ・米国配当株式ETF」。特徴は主に次の2点です。

  1. 安定した配当収入が期待できる
  2. 米国の優良企業100銘柄に分散投資できる

米国の「ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックス」に連動し、配当収益と中長期的な値上がり益の両方を狙えます。VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)より銘柄が厳選されており、投資初心者でも“質の高い野菜の詰め合わせ”のように安心して投資できます。

日本版SCHDの特徴と魅力

日本版SCHDの特徴と魅力

日本版SCHDは、米国版を参考にした日本株高配当ファンドです。特徴は以下の通りです。

  • 設定日:2025年2月7日
  • 投資対象:ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス
  • 信託報酬:0.297%(長期投資でも負担が軽い)
  • 分配月:3・6・9・12月(四半期ごと)
  • 新NISA対応:成長投資枠のみ

過去10年間の指数パフォーマンスは約3.1倍で、TOPIX(約2.6倍)を上回っています。上位構成銘柄にはトヨタ、SOMPOホールディングス、第一生命、ブリヂストンなどの大型株が並び、上位10銘柄で38%以上を占めます。景気敏感株も含まれるため、経済状況による値動きには注意が必要です。

配当利回りは約3.6%。信託報酬を差し引くと実質3.3%程度で、安定したインカムゲインを狙えます。

日本版SCHDのメリット

  1. 手間をかけずに大型株の高配当銘柄に投資できる
  2. 四半期ごとの安定配当でキャッシュフローを確保できる
  3. 信託報酬が低く、長期投資に向く

投資初心者や忙しい方でも、複数銘柄を個別に選ぶ手間を省きつつ、安定的に収益を得られる点が大きな魅力です。

投資の注意点と戦略

一方で、日本版SCHDだけでは分散が不十分な場合があります。特に日本株は中小型株を組み入れないと、景気敏感株に偏りがちです。そこでおすすめの戦略は次の通りです。

  • 日本版SCHDまたは日経高配当50ETFを50%
  • 自分で作る中小型株中心ポートフォリオを50%

例えるなら、「スーパーで買った野菜詰め合わせに、自分で足りない野菜を追加してバランスを整える」イメージです。大型株だけに頼らず、自分で中小株を補うことでリスクとリターンのバランスが取れます。

投資タイミングと筆者の見解

投資タイミングと筆者の見解

個人的には、日本版SCHDは「焦らず様子を見るのが得策」です。大型株購入が面倒な人や、ポートフォリオに安定株を組み込みたい人には便利ですが、全て任せきりはおすすめできません。

高配当株投資は学習とタイミングが重要です。丁寧に買い足すことで安定したキャッシュフローを作れます。インデックス投資が「入口は簡単だが出口が難しい」のに対し、高配当株投資は「入口は手間がかかるが出口は比較的簡単」です。実物不動産よりも手間は少なく、しっかり学べば安定収益を狙えます。

日本版SCHDはこんな人におすすめ

  • 大型株中心の高配当株に手軽に投資したい
  • ポートフォリオに安定株を組み込みたい
  • 四半期ごとの配当でインカムゲインを得たい

ポイントは、「大型株はファンドに任せ、小型株は自分で補う」という戦略です。焦らず学びながら丁寧にポートフォリオを作ることで、日本版SCHDは資産形成の心強い味方になります。