インターネットの基本、知らないと恥ずかしい7つの用語をやさしく解説

――サーバー?IPアドレス?仕組みがわかればネットは怖くない
「サイトを開こうとしたら“サーバーがダウンしています”と表示された」
「IPアドレスってニュースで聞くけど、正直よくわからない」
「ネットを使っていてウイルスとか詐欺が不安…」
こんな疑問や不安を感じたことはありませんか?
私たちは毎日当たり前のようにスマホやパソコンでインターネットを使っています。調べ物をしたり、動画を見たり、買い物をしたり、もはやネットなしの生活は考えられません。しかし、その一方で「仕組みはよくわからないまま使っている」という人がほとんどではないでしょうか。
実は、インターネットの基本的な仕組みを知らないことで、必要以上に不安になったり、詐欺に引っかかりやすくなったり、IT系の話を無駄に難しく感じてしまうことが少なくありません。
逆に言えば、最低限の仕組みさえ知っておけば、
・ネット詐欺にだまされにくくなる
・ブログや副業、ホームページの話がスッと理解できる
・「よくわからないから怖い」という状態から抜け出せる
といった大きなメリットがあります。
今回は、「インターネットの世界で何が起きているのか」を、専門用語をできるだけかみ砕いて解説していきます。
みなさんのスマホの画面に情報が表示されるまでの“壮大なデータの旅”を、少し裏側からのぞいてみましょう。
インターネットの正体は「リクエスト」と「レスポンス」
まず大前提からです。
インターネットを見る、という行為は何をしているのか。
これはとてもシンプルで、
あなたのスマホやパソコンが、どこかのサーバーに「情報をください」とお願いし、
サーバーが「はい、どうぞ」と情報を返している
ただこれだけのことです。
この「ください」とお願いすることをリクエスト、
それに対して返ってくる返事をレスポンスと言います。
たとえばYouTubeを見るとき、あなたのスマホは心の中でこう言っています。
「YouTubeのページを見せて!」
するとYouTubeのサーバーが、
「はい、これがYouTubeの画面ですよ」
と情報を返してくれる。このやり取りが、実は裏側で何度も何度も高速に行われています。
WEBブラウザとは何か?
このリクエストとレスポンスをやり取りするために使うソフトが、WEBブラウザです。
・Chrome
・Safari
・Firefox
・Edge
といったものがそれにあたります。
これらは「インターネットを見るためのアプリ」であり、サーバーと通信するための窓口のような存在です。
「インスタやメルカリは専用アプリで見ている」という人も多いと思いますが、実はやっていることは同じです。
インスタ専用、メルカリ専用の“特化型ブラウザ”だと思ってもらうとイメージしやすいでしょう。
サーバーとは何か?
では、さっきから出てきている「サーバー」とは何なのでしょうか。
答えはとてもシンプルで、
24時間ずっと電源が入っていて、ネットにつながっているパソコン
です。
「え、そんなもの?」と思うかもしれませんが、本当にそれだけです。
ただし、世界中の人からのリクエストに答えるための、非常に高性能で安定したパソコンだと思ってください。
ちなみに、理論上はあなたのパソコンも設定すればサーバーになります。
ただ、普通のパソコンは「誰かからのリクエストに勝手に答える設定」にはなっていないので、知らない間に情報を配ってしまうことはありません。そこは安心してください。
IPアドレスは「インターネット上の住所」
次に出てくるのがIPアドレスです。
リクエストを送るには、「どこに送るか」を指定しないといけません。
これは現実世界で言えば「住所」にあたります。
IPアドレスは、
172.217.25.195
のような、数字の羅列で表現されます。これがサーバーの住所です。
実は、ブラウザのアドレスバーにこの数字を直接入れても、Googleなどのサイトは表示されます。つまり、普段は意識していないだけで、私たちは住所を指定してネットを見ているのです。
ドメインは「人間用にわかりやすくした住所」
ただし、この数字の羅列は人間にはとても覚えにくいですよね。
そこで登場するのが、
Google.com や YouTube.com といった「ドメイン」です。
ドメインとは、
IPアドレスという機械用の住所に、人間向けのわかりやすい名前を付けたもの
だと思ってください。
IPアドレスがGPSの緯度経度だとしたら、ドメインは
「東京都○○区○○町」みたいな、人間が使いやすい住所表記です。
DNSサーバーは「住所を調べてくれる役所」
では、なぜ「google.com」と打つだけで正しいIPアドレスにたどり着けるのでしょうか。
ここで登場するのがDNSサーバーです。
DNSサーバーは、
「このドメインの本当の住所(IPアドレス)はどこですか?」
と聞くと教えてくれる、インターネットの案内所
のような存在です。
私たちが「facebook.com」と入力すると、
- まずDNSサーバーに「facebook.comの住所を教えて」と聞く
- DNSサーバーが「このIPアドレスですよ」と教えてくれる
- そのIPアドレスにアクセスして、Facebookのサーバーから情報をもらう
という流れが、ほんの一瞬で行われています。
サーバーダウンとは何か?
「サーバーがダウンしています」とは何かというと、
アクセスが集中しすぎて、サーバーが処理しきれなくなっている状態
です。
レストランにお客さんが一気に押し寄せて、厨房がパンクしている状態を想像すると分かりやすいでしょう。
壊れたというより、「忙しすぎて対応不能」になっているケースがほとんどです。
IPアドレスで個人は特定されるのか?
IPアドレスからわかるのは、
・国や地域
・使っているプロバイダー
・組織(会社や学校など)
程度です。
名前や正確な住所、年齢などはIPアドレスだけではわかりません。
ただし、プロバイダーは「いつ、誰に、どのIPアドレスを割り当てたか」という記録を持っています。
そのため、裁判や警察の要請があれば、最終的には個人が特定されます。
「ネットは完全に匿名」というわけではない、ということは必ず覚えておきましょう。
フィッシング詐欺とウイルスの正体
フィッシング詐欺とは、
本物そっくりの偽サイトを作り、IDやパスワード、クレジットカード情報を盗む詐欺
です。
ドメインをよく見ると微妙に違う、というケースが非常に多いので注意が必要です。
また、ウイルスとは、悪意をもって作られたプログラムのことです。
情報を盗んだり、破壊したり、勝手に動作したりします。
まとめ:仕組みを知れば、ネットは怖くない

インターネットは、
・リクエストとレスポンス
・サーバー
・IPアドレスとドメイン
・DNSサーバー
こうした仕組みの組み合わせで成り立っています。
全部を完璧に理解する必要はありません。
大切なのは、「今までよくわからなかったものが、少しわかるようになった」という状態を作ることです。
仕組みがわかれば、
無駄に怖がることも、だまされることも、確実に減っていきます。
これからの時代、ITの知識は避けて通れません。
少しずつでいいので、確実に身につけていきましょう。