副業を始める前に知っておきたい、創業計画書を作る5つのメリット

「副業で月に5万円ほど稼げるようになりたい」「何か新しいことを始めたいが、何から手をつければいいかわからない」
このように考えている人は多いのではないでしょうか。
副業という言葉は身近になりましたが、実際に行動に移し、継続して収入を得られる人は決して多くありません。その大きな理由の一つが、「思いつき」で始めてしまうことです。
そこでおすすめしたいのが、創業計画書を作ることです。
「副業なのに、そんな大げさなものが必要なの?」と思うかもしれません。しかし、創業計画書は事業を大きくする人だけのものではありません。むしろ、小さく始める副業だからこそ、事前に考えを整理することが重要なのです。
この記事では、創業計画書とは何か、そしてそれを作ることで得られる5つのメリットについて解説していきます。
創業計画書とは何か
創業計画書とは、これから始める事業について、重要なポイントを簡潔にまとめた計画書です。
内容としては、主に次のような項目で構成されます。
- なぜこの事業を始めるのかという動機
- 自分自身の経歴や経験
- 提供する商品やサービスの内容
- 誰に向けて、どのように販売するのか
- 事業に必要な資金とその準備方法
- 売上や利益の見通し
一見すると難しそうに感じるかもしれませんが、実際には用紙1枚程度に収まる内容です。しっかり考えても、半日から1日ほどあれば作成できるでしょう。
今回は、具体的な書き方よりも、「なぜ作るべきなのか」という点に焦点を当てていきます。
創業計画書を作るメリット① 三日坊主になるリスクを減らせる
副業を始めたものの、数日でやめてしまう人は非常に多いです。その原因の多くは、動機が弱いことにあります。
「なんとなく稼げそう」「誰かが成功していると言っていた」「流行っているから」
こうした理由だけで始めた副業は、少しうまくいかなくなると簡単に続かなくなります。
創業計画書を書く過程では、「なぜ自分はこれをやりたいのか」「本当に時間と労力をかける価値があるのか」と自分自身に問いかけることになります。この時点で手が止まるようであれば、その副業は今の自分には合っていない可能性が高いでしょう。
逆に、しっかりと言葉にできる動機がある場合は、多少の困難があっても踏ん張る力になります。計画書を書くことは、自分の本気度を測る作業でもあるのです。
創業計画書を作るメリット② ビジネスとして成立するか冷静に判断できる
副業は趣味とは違い、収益を目的とした「ビジネス」です。
創業計画書を書くことで、次のような点が明確になります。
まず、自分の経歴やスキルと、事業内容が合っているかどうか。これまでの経験をまったく活かせない分野に挑戦する場合、成功までに時間がかかる可能性が高くなります。
次に、事業を始めるために必要な資金がいくらなのか。そして、その投資を回収できる見込みがあるのかどうか。
さらに、売上や利益が現実的な数字かどうかも見えてきます。
勢いで始めること自体は悪くありませんが、始める前に「本当に成り立つのか」を一度立ち止まって考えることが、失敗を減らす大きなポイントになります。
創業計画書を作るメリット③ 人に見てもらい、アドバイスをもらえる
創業計画書の大きな利点は、「人に見せやすい」ことです。
要点が1枚にまとまっているため、経験者や第三者に意見をもらいやすくなります。
動機は客観的に見て納得できるものか。
売上や経費の見積もりは現実的か。
成功の可能性が感じられる内容か。
自分一人で考えていると、どうしても希望的観測が入りがちです。しかし、第三者の視点を取り入れることで、「そもそも狙っている場所が間違っている」という致命的なミスを避けられます。
ただし、注意点もあります。何でも否定するだけの人に見せてしまうと、やる気を削がれるだけになってしまいます。意見をくれる相手は慎重に選びましょう。
創業計画書を作るメリット④ 計画と実績の差を確認できる
事業がうまくいっているかどうかを判断するには、「感覚」ではなく「数字」が必要です。
創業計画書を作っておくと、計画した数字と実際の結果を比べることができます。
どれくらいの期間で、どれくらいの売上を目指していたのか。
実際はどうだったのか。
差が出た原因は何か。
これを繰り返すことで、改善点が明確になります。計画がなければ、改善もできません。なんとなく「うまくいっていない気がする」という状態から抜け出すためにも、計画書は役立ちます。
創業計画書を作るメリット⑤ 次の副業の成功率が高まる
事業は、一度で成功するものではありません。複数挑戦して、その中の一つが当たれば十分だと考える方が現実的です。
創業計画書を残しておくと、仮にうまくいかなかった場合でも、振り返りができます。
動機が弱かったのか、見積もりが甘かったのか、時間のかけ方が間違っていたのか。
こうした反省を次に活かすことで、挑戦を重ねるたびに成功の確率は高まっていきます。計画書は、失敗を無駄にしないための道具でもあるのです。
まとめ

創業計画書を作ることには、次の5つのメリットがあります。
- 三日坊主になるリスクを減らせる
- ビジネスとして成立するか冷静に判断できる
- 人に見てもらい、適切なアドバイスを受けられる
- 計画と実績の差を確認できる
- 次の副業の成功率が高まる
創業計画書は、特別な人だけが作るものではありません。むしろ、これから副業を始めたいと考えている人こそ、一度は作ってみる価値があります。
1枚の計画書を真剣に書く過程で、自分の考えは整理され、ビジネスを見る目も自然と養われていきます。
副業を「なんとなく」で終わらせないために、まずは紙1枚から始めてみてはいかがでしょうか。