【ダメ出し7選】国が「注意喚起」している投資商品とは?
投資に関する質問で、もっとも多く寄せられるのが
「〇〇投資ってどう思いますか?」
というものです。
これまで何度も答えてきましたが、この質問がなくなる気配はありません。
そこで今回は、個人の意見ではなく「国の公式見解」をもとに解説していきます。
正直、どこの誰かわからない人が
「それ、やめといた方がいいですよ」
と言っても、素直に納得できないですよね。
でもそれが、国(金融庁)だったらどうでしょうか。
怪しいYouTuberではなく、日本の金融機関すべてを監督している金融庁が
「注意してください」「問題があります」
と公式に言っている投資商品なら、説得力は段違いです。
金融庁とは?なぜ信頼できるのか
金融庁は、
・メガバンク
・大手証券会社
・保険会社
など、あらゆる金融機関を監督している組織です。
最大の役割は「利用者保護」。
つまり、私たち投資家の味方です。
顧客を軽視した金融商品、
不親切で誤解を生む販売方法、
明らかに不利な商品設計――
こうしたものを見つけると、金融庁はきちんと注意喚起を行います。
今回の記事で解説すること
本記事では、次の2点を解説します。
- 金融庁が注意喚起・問題視している投資商品7選
- 金融庁が注意喚起していない投資の共通点
難しい専門用語はできるだけ避け、
「この名前を見たら慎重になろう」
と判断できるよう、シンプルにまとめます。
投資で一番大事なのは、
大勝ちすることではなく、致命的なハズレを引かないこと。
まずは「ババを引かない力」を高めましょう。
金融庁が注意喚起・問題視している投資7選

① バイナリーオプション
金融庁は、バイナリーオプションについて非常に強い注意喚起を行っています。
一見シンプルに見えますが、
実際は仕組みが複雑で、元本を失うリスクが高い取引です。
さらに、
・「必勝法」
・「勝率〇%」
といった詐欺的商材が横行しており、
無登録の海外業者とのトラブルも後を絶ちません。
個人的な結論:99%ゴミ。家族や友人には絶対すすめません。
② ソーシャルレンディング
高利回りをうたう案件が多く、
「利回りだけ見て投資していませんか?」
と金融庁は警鐘を鳴らしています。
仕組みは非常に複雑で、
貸付先の返済遅延・デフォルトのリスクも高め。
登録業者=安全、ではありません。
わざわざ初心者が手を出す必要はありません。
③ レバレッジ型ETF
指数の2倍、3倍の値動きを目指す商品ですが、
これは短期売買向けの商品です。
金融庁も
「中長期の資産形成には不向き」
と明確に注意しています。
長期投資目的の人、初心者にはおすすめしません。
④ 仕組債
デリバティブを組み込んだ、非常に複雑な債券です。
・リスクが高い
・コストが不透明
・安定商品と誤解されがち
といった問題点が指摘されています。
中身が理解できない商品に投資してはいけません。
⑤ ファンドラップ
「プロに任せられる」という安心感の裏で、
コストが非常に高いのが最大の問題。
・年率1.5~3%超の手数料
・コスト控除後の成績はバランス型投信以下
金融庁からも名指しで問題視されています。
手数料を寄付したい人向けの商品です。
⑥ 外貨建て保険
保険と投資を混ぜた商品で、
苦情件数は長年高水準。
・手数料構造が不透明
・他商品との比較がされていない
・元本割れリスクの説明不足
など、問題点が山積みです。
保険は保険、投資は投資で分けましょう。
⑦ 暗号資産(仮想通貨)
価格変動が激しく、
詐欺的勧誘も多いため、
金融庁・消費者庁・警察庁が連名で注意喚起しています。
儲かる人がいるのは事実ですが、
業界や規制はまだ成熟途中。
メイン投資にするにはリスクが高すぎます。
金融庁が注意喚起していない投資とは?

ここで大事な補足です。
これらの投資が
「必ず損する」
わけではありません。
実際に儲かっている人もいます。
それは事実です。
では、何を基準に判断すればよいのか。
金融庁の姿勢から見えてくるキーワードは、次の3つです。
① 顧客利益が優先されているか
売れば売るほど業者が儲かる商品は要注意。
構造的に顧客が不利なら、近づかない方が無難です。
② 説明責任が果たされているか
リスク・コストをきちんと説明せずに勧める商品はNG。
「説明されていないものは買わない」
これが鉄則です。
③ 経済合理性があるか
株式・債券・インデックス投資など、
長年のデータと実績がある投資は再現性が高い。
期待値の高い資産形成を選びましょう。
結論:だから、つみたてNISAとiDeCo
金融庁が
「つみたてNISAに注意!」
「iDeCoは危険!」
と警告しているのを見たことはありませんよね。
それが答えです。
・顧客利益
・説明責任
・経済合理性
この3つを満たしているのが、
つみたてNISAとiDeCoです。
最後に:まずは「やるべきこと」をやろう
怪しい投資を調べる時間があったら、
・つみたてNISA
・iDeCo
・収入を増やす努力
ここに集中しましょう。
ゴミの山から宝物を探すより、
宝の山から1つ選ぶ方が、
圧倒的に成功確率は高いです。
投資に絶対はありません。
だからこそ、期待値の高い場所で愚直に続ける。
それが、普通の人が資産形成で報われる一番の近道です。