【知らないと恥ずかしい】SDGsのキホンと、SDGsを取り入れて生活を豊かにするコツ2つ【人生論】

【知らないと恥ずかしい】SDGsのキホンと、SDGsを取り入れて生活を豊かにするコツ2つ

近年、「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を耳にする機会が急激に増えました。ニュースや企業広告、学校教育の場だけでなく、投資やビジネスの世界でも頻繁に登場します。もはやSDGsは、一部の専門家や環境活動家だけが知っていればよい言葉ではなく、私たち一人ひとりの生活や価値観に深く関わる、現代社会の共通言語になりつつあります。

本記事では、「SDGsとは何か」という基本的な内容を押さえたうえで、SDGsを自分の人生や暮らしにどう取り入れると、より豊かに生きられるのか、そのヒントを2つの視点から丁寧に解説していきます。この記事を読み終える頃には、「SDGsってそういうことだよね」と自分の言葉で語れるようになり、将来の働き方や生き方を考える際の指針も見えてくるはずです。

■ SDGsとは何か?

■ SDGsとは何か?

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。2015年9月、ニューヨークの国連本部で開催された国連サミットにおいて採択され、国連加盟国193か国すべてが、2016年から2030年までの15年間で達成を目指す国際目標です。

私たちは毎年、年始になると「今年は貯金を増やそう」「転職して収入を上げたい」「家族との時間を大切にしたい」といった目標を立てます。しかしSDGsは、そうした個人目標とはスケールがまったく異なります。15年という長期にわたって、世界全体が同じ方向を向き、人類と地球の未来をより良いものにしようという壮大な挑戦なのです。

15年という時間は、子どもが生まれてから中学生になるほどの長さです。社会人であれば、役職や働く環境が何度も変わる期間でしょう。その長い時間をかけて国際社会が達成しようとしている目標は、全部で17項目あります。これらを実現することで、「経済成長」と「人の幸せ」、そして「地球環境」を同時に守る社会をつくろうというのがSDGsの本質です。

■ 17の目標が示す、世界の課題

■ 17の目標が示す、世界の課題

SDGsの17の目標は、私たちが普段あまり意識しない世界の現実を突きつけてきます。

例えば目標1「貧困をなくそう」。世界では今も約7億人以上が、1日200円未満で生活しています。日本は豊かな国と思われがちですが、相対的貧困という観点で見ると、7人に1人が貧困状態にあるとされています。

目標2「飢餓をゼロに」では、約8億人が栄養不足に苦しむ一方で、食べられるのに捨てられている食品が大量に存在するという矛盾が浮き彫りになります。

目標3「すべての人に健康と福祉を」では、5歳未満の子どもが数秒に1人亡くなっている現実や、基礎的な医療を受けられない人々の存在が示されています。

教育、ジェンダー平等、安全な水、エネルギー、働きがい、不平等、環境保全、平和と公正。どれも私たちの生活と無関係ではありません。これら17の目標は、「誰かを犠牲にする成長」や「環境を壊し続ける繁栄」には限界があることを、はっきりと示しています。

■ SDGsを取り入れて生活を豊かにするコツ① 人生の指針にする

SDGsが私たち個人にとって役立つ理由の一つは、「より良い人生とは何か」を考える際のヒントが詰まっている点にあります。

SDGsは、193か国の代表者や専門家たちが長い議論を重ね、人類全体の幸せを真剣に考えて導き出した結論です。そこには、独りよがりではない、人類の知恵の積み重ねがあります。

お金、健康、学び、平等、働きがい、平和。もし今の生活に違和感や不満を感じているなら、SDGsの17の目標の中に、改善のヒントが必ず見つかります。仕事の選び方、学び直し、起業アイデア、ライフスタイルの見直しなど、SDGsは人生の方向性を考える「羅針盤」になり得るのです。

■ SDGsを取り入れて生活を豊かにするコツ② 資産運用に活かす

もう一つ重要なのが、資産運用との関係です。現在、投資の世界では「社会に良い企業に投資する」という流れが急速に広がっています。これをESG投資(環境・社会・ガバナンスを重視した投資)と呼びます。

食品ロス削減、再生可能エネルギー、女性や多様な人材の活躍推進など、SDGsに積極的に取り組む企業は、長期的に成長する可能性が高いと評価されています。実際、日本の年金を運用するGPIFをはじめ、多くの機関投資家がSDGs関連企業への投資を拡大しています。

ただし、「SDGs」「ESG」という言葉だけで高額な手数料を取る商品には注意が必要です。テーマが立派でも、中身が伴っているかどうかは冷静に見極める必要があります。

■ SDGsは未来を照らす共通言語

■ SDGsは未来を照らす共通言語

SDGsは決して難しい理想論ではありません。人類がこれまで積み重ねてきた経験と反省から生まれた、「より良く生きるための知恵の結晶」です。

人生に迷ったとき、働き方に悩んだとき、投資やビジネスの方向性を考えるとき、SDGsは確かなヒントを与えてくれます。ぜひ一度、自分の生活や価値観と照らし合わせながら、SDGsを身近なテーマとして捉えてみてください。それはきっと、これからの人生を少し豊かにしてくれるはずです。