Webデザイナーは今後も稼げるのか?
今回は「Webデザイナーはこれからの時代も稼げる仕事なのか?」というテーマでお話しします。
「WixやStudioのように、誰でも簡単におしゃれなWebサイトが作れるサービスがある時代に、デザイナーは本当に食べていけるのか?」
このような質問をよくいただきます。
結論から申し上げると、ちゃんと学び、工夫し、成長を続ければ十分に稼げます。
ただし、HTML・CSSの基礎だけでは、今後は厳しくなっていく可能性が高い、というのも事実です。
副業でお小遣い程度を目指すなら問題ありません。しかし、専業として安定的に収入を得たいのであれば、「一段上のスキル」と「付加価値」が必要になります。
簡単に作れる時代=仕事がなくなるのか?
近年、WixやStudioなどのノーコードツールが登場し、専門知識がなくてもホームページを作れる時代になりました。ブログを書く感覚でサイトを公開できるため、「Webデザイナーの仕事はなくなるのでは?」と感じる方も多いでしょう。
しかし、結論から言えば、Webデザインの仕事自体がなくなることはありません。
なぜなら、ツールで作れるのは「基本的なサイト」までだからです。
少し高度なカスタマイズ、ブランド設計、導線設計、売上を意識した設計となると、やはり専門的な知識が必要になります。
また、Web業界は変化のスピードが非常に速い分野です。
- ガラケーサイトの時代からスマホ最適化が当たり前に
- かつて主流だったFlashは廃れ
- CSS・JavaScript・SVGによるアニメーションが普及
- 動画埋め込みが標準化
- UI・UXといった概念が重視されるように
このように、求められるスキルは常に変化しています。
つまり、「新しい技術を早く学んだ人」は、しばらく優位に立てるのです。
基礎スキルだけでは厳しくなる理由
現在は、学習環境が整い、情報も豊富です。
その結果、Webデザインが「ある程度できる人」は増えました。
するとどうなるか。
- 代わりが効く人材になる
- 価格競争に巻き込まれる
- 単価が上がらない
「HTMLとCSSができます」「テンプレートでサイトを作れます」だけでは、どうしても競合が多くなります。
基礎スキルだけで戦うと、単価は下がり続けてしまいます。
これはWeb業界に限らず、どの業界でも同じです。
目の前の“作業”だけをこなしていると、いずれ淘汰されます。
本当の安定とは、変化に合わせて自分も変わり続けられる力を持つことです。
それでもWebデザイナーをおすすめする理由
環境が厳しい部分もある中で、それでもWebデザイナーをおすすめする理由があります。
① 時間と場所に縛られにくい
リモートワークがしやすく、働く地域に縛られません。
地方に住みながら都市部の企業で働くことも可能です。
会社員であっても、リモート可能な企業を選べば選択肢は大きく広がります。
② 個人でも勝負できる
店舗や大きな設備が不要で、パソコン一台から始められます。
会社が倒産しても、スキルがあれば個人で仕事を受けられます。
③ キャリアの広がりがある
Webデザインを軸に、
- 講師業
- コンサル
- SNS運用代行
- ディレクション
- マーケティング支援
などへ展開できます。
一つのスキルが、複数の収入源につながる可能性があるのです。
稼げるデザイナーになるために必要なこと

では、どうすれば「稼げるデザイナー」になれるのでしょうか。
① 掛け算で価値を作る
単体スキルではなく、組み合わせが重要です。
- Webデザイン × プログラミング
- Webデザイン × ディレクション
- Webデザイン × マーケティング
- Webデザイン × 特定業界の専門知識
例えば「美容業界に強いWebデザイナー」なら、業界理解がある分、提案の質が高くなります。
「売上改善まで考えられるデザイナー」なら、単なる制作ではなく“成果”を提供できます。
“この人だからお願いしたい”と言われる存在になることが大切です。
仕事の取り方は大きく3つ
① 会社でスキルを磨く
成長できる環境に身を置くことは大切です。
ディレクションまで任されるようになれば、収入も上がりやすくなります。
② 個人で直接受注する
SNSやブログで発信し、仕事につなげる方法です。
自由度が高く、単価も自分で決められます。
ただし、営業・契約・経理なども自分で行う必要があります。
③ エージェントを活用する
営業や契約管理を任せられるため、制作に集中できます。
安定収入を確保しつつ、副業で個人案件を行う方法もあります。
自分の性格や価値観に合った方法を選ぶことが大切です。
本当に大切なのは「売上に貢献すること」

稼げるデザイナーに共通しているのは、
“相手の売上や成果に貢献できるか”を常に考えていることです。
かっこいいデザインを作ることが目的ではありません。
そのサイトで、
- 集客を増やしたい
- ブランドイメージを高めたい
- 商品を売りたい
という目的があります。
そこまで理解し、寄り添い、提案できる人は、今後も必要とされ続けます。
まとめ
Webデザイナーは、確かに簡単な仕事ではありません。
基礎スキルだけでは厳しい時代です。
しかし、
- 変化に対応し続ける
- スキルを掛け算する
- 売上に貢献する視点を持つ
- 自分なりの強みを作る
これらを意識すれば、十分に食べていけます。
そして何より、Webデザインは楽しい仕事です。
自分の作ったものが形になり、人に使ってもらえる喜びは大きいものです。
やり方次第で、働き方も収入もコントロールできる可能性がある仕事。
結論として、Webデザイナーは今後も十分に稼げる職業だと私は考えています。
大切なのは、「作業者」で終わらないこと。
価値を生み出す側に回ることです。
そこを意識できるなら、Webデザインはこれからも有望なスキルであり続けるでしょう。